flatplaneのブログ

昭和のオッサンの日常

スクーターのステムベアリングとフォークシールを交換する ヤマハ ボックス

 自分自身は経費節約の為、車を所持していないので唯一の通勤手段としてヤマハのVOXを使っています。

 最近、道路のちょっとした段差で「ガツーン!!」と来て、あーステムベアリング

まで逝きそう!と心配でした💦💦

  〇んカラのぞくと先達がメンテしており、それを参考にしながらチャレンジします。

 

・メーター下のベゼルを、+ビス2本緩め、取ります。 

・サイドのフォークカバーの下側にある+ビス1本を取ったら上にスライドします。

 そうすると簡単に取れるので、反対側も同様に取ります。

 取ったら☟の写真のように、漏れたオイルでドロドロでしたTT)

f:id:flatplane:20200119213713j:plain

・フォークメンテだけの方はタイヤとワイヤーステー、Frフェンダー

   取ればOKです。

f:id:flatplane:20200119213719j:plain

・フォーク内のシリンダーを緩めるために、まずアクスルシャフトを仮入れします。

これでフォークとフォーク内シリンダーの共回りがある程度防げ、8mmHEXのネジが  緩むかも!?

今回はこのやり方で成功しました!

f:id:flatplane:20200119213722j:plain

・クニペックスのプライヤーレンチで、ステムナットを緩めます。

これは、ウォーターポンププライヤーとモンキーレンチを足して3で割ったような工具で、●mmから●mm位の六角ナットをかなりの締付力で開け締め出来ると言う優れ物です。一家に一本、お勧めの逸品です。

 

f:id:flatplane:20200119213728j:plain

・ステムを下ろしたら、レースを外します。

f:id:flatplane:20200119213731j:plain

・レースを外す時は、プーラーやセパレーター等の専用工具をお使い下さい。

 私は邪道!ですがマイナスドライバーでコツコツ抜きました。

f:id:flatplane:20200119213735j:plain

・フォークオイルを抜く為に、暫く逆さに向けて置きます。

 ダストシールが劣化で割れて水が浸入し、オイルが白濁していますネッ💦

f:id:flatplane:20200119213741j:plain

・事前に「ナカノライニング商會 部品館」さんで入手しておいたステム用ベアリング一式

f:id:flatplane:20200119213745j:plain

・外した部品。凍結時の立ちゴケ転倒一回のみの為、レースの打痕はほぼありませんでした^^V

f:id:flatplane:20200119213748j:plain

・ここからおっさんノウハウ注入です(得意の邪道・・でしょうが💦)

本当は専用工具で締め入れなのでしょうが、ヘッドパイプにレースを打ち込む為の専用治具=Aを作成します。

と言っても、外したレースの外周を、ヘッドパイプ内径より少し小さ目になるよう、サンダーで削るだけです。

f:id:flatplane:20200119213751j:plain

・新品のレースを、銅ハンマーで軽くヘッドパイプに仮入れ後、先ほど作った治具Aを当てて、平行度に注意しながら丁寧に叩き入れていきます。

治具Aの外径は小さくしてあるので、新品レース毎ヘッドパイプに圧入される心配がありません。

新品レースが奥の正規位置まで入ると、音や手応えが変わるので分かると思います。

f:id:flatplane:20200119213754j:plain

・今度はステム用インナーレース圧入治具Bを作成します。

 これもレースの内側をリューターで軽く削るだけです💦

f:id:flatplane:20200119213757j:plain

・これまた新品のレースをステムにセット後、その上に先ほどの治具Bを乗せ、適当なパイプをスライディングハンマー代わりにして圧入します。

本当はプレスを使う所ですが、これで4回くらいスライドしたらあっさり入ってくれました。

f:id:flatplane:20200119213801j:plain

・ヘッド周りが一段落した為、フォークに取り掛かります。

上が古い、下が新品のスプリングです。自由長で5mmくらいしか変わらず、交換の必要は無かったと思います💦

f:id:flatplane:20200119213804j:plain

・これまたおっさんずノウハウで、外周をサンダーで削った古いオイルシール治具代わりに新品シールの上に乗せ、この状態のまま下向きにして地面に向けて平行に押していったら、あっさり入りました。

f:id:flatplane:20200119213808j:plain

※この後の作業

 ・シール押さえのサークリップ入れる

 ・ダストシール入れる

 ・アウターにチューブ入れる

 ・フォークを縮めたままピストンを入れる

ピストン上部には、10mmのヘックス穴加工がしてある為、開口部よりヘックスを差し込み、アウター下から8mmヘックスで締め付ける・・・

※10mmヘックスは、インナーチューブ内に入れる為ソケット外径が17mm程度以下の物をご用意下さい。それより太いと入りませーん💦

 

とここで、前日に購入してあった10mmのヘックスが、工具店主人の手違いで12mmだった事が判明!痛恨の確認不足💦💦

ピ・・ピストン締めれない!!

これ、やった事がある人は分かると思いますが、ピストンとボルトが共回りすると、永遠に締めれません。

もう15時、これをクリアしないと明日の出勤が出来なぁぁぁぁ~いTT

いきなり写真が無くなったのはそのせいです💦💦もうそれどころではありませんTT

 

ここで選択肢!

①工具屋に走る=往復1時間以上掛かる為、時間的に✖

②近場のカスタム屋さん、ウイリーキッズさんに泣きつく=ほぼ一見さんなので恥ずかしいなぁ✖

③10mmのボルトにダブルナットを掛け、簡易工具を作成=やるしかないで〇

④使いたくないインパクト使用

 

結果=③の簡易工具はやはりの強度不足TT

   結局④のエアインパクトで恐る恐る締めて完成

   あ~約40年ぶりのトラウマTT

 

時間切れで写真無しですが、フォークオイル47㏄を注入=大きいスポイトに50㏄入れて、入れ切るとそれくらいでした。

後は上記を逆順に組付け無事終了。

目標の17時に対し、ギリ真っ暗になる寸前の17時半に無事終了。

 

翌日の出勤がいきなりシェイクダウンですが、「感動の!!」効果抜群

なめらかFrサスの完成!!うれしいよぉぉぉ~TT

 

最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございましたm_m